〜「広島・がんサロン」(仮称)養成講座によせて〜
受講生 三谷香津代
がんという病気・・誰もみな他人事のように思い、自分だけは避けて通りたいと思う・・私もそんな人間の一人でした。でも・・6年前の12月1日、最愛の父が食道がんと告知され、頭の中が真っ白になり、ショックが強すぎて涙も出ませんでした。それに比べて父は、がんと告知され手術もできないと言われても絶対あきらめなかったし、前向きだったし、何よりいつも笑顔を絶やすことがありませんでした。この笑顔がずっと続いてほしいと願って、私は毎日病院に通いました。でも、父が食道がんと告知されて20日後、神経性胃炎だと信じて疑わなかった私が進行性胃がんと告知されたのです。まさしくダブル入院です。こんなことってあるの?って涙がとまりませんでした。自分ががんと告知されたことにより父の世話ができなくなったことが悲しくてたまらなかったのです。そして・・父は次の年の9月に息をひきとり、今、私は生きています。
がんサロン養成講座第一回目で、荒金さんががん患者の心理について話して下さいました。ウンウンと頷くことが何度もありました。多くの人の思いやりの心に支えられているということを私もひしひしと感じていたのです。どんなことがあってもあきらめない、生きる力、生きていく力を信じる、そう思えるのは周囲の方たちの温かさを心から感じることができたからだと思います。そして、広島県で二人しかいないがん看護専門看護師の一人でいらっしゃる浜本さんのお話は、専門的なお話でありながらも素人の私でも理解できるように優しく話して下さったと思います。これからもしっかりダンボの耳にしておきますのでいろいろと教えてください。
今、3人に一人は罹るというがんとい病気…私自身患者の立場から、そして遺族の立場から、今、生きていることに感謝しつつ、少しでもがんサロンのお役にたてればと思っております。よろしくお願いします。
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会報より |
「霊的な痛みとハープによる祈りとしての音楽」(2006.10) |
